胃・十二指腸潰瘍の治療は、症状によっては外科的治療の場合もありますが、一般的には医師の指導の下に、薬物によって治していくのがオーソドックスなものでしょう。胃・十二指腸潰瘍の治療薬として現在非常に有効であるとされているのがプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。このPPIの服用により、胃潰瘍は約2カ月、十二指腸潰瘍はそれよりも短期に治癒するとされています。その他にも胃・十二指腸潰瘍の治療に効果のある薬は各種あり、症状によって併用するようになります。
このように胃・十二指腸潰瘍の治療方法として非常に効果的な薬物療法ですが、患者としては「いつまで続けるか」と不安になることもあるでしょう。これも患者の症状によってケースバイケースですが、「治癒」した段階ですぐに薬の服用を止めてしまうと再発することが多くなるともいいます。一生薬の服用が必要となる患者もいますが、その点は担当医師と話し合いながら納得した上で進めていくことです。また、薬だけ服用していれば胃・十二指腸潰瘍の治療として万全だというものではなく、病状を悪化させるような生活習慣を除いていくことも重要となります。
ただ、ピロリ菌と胃・十二指腸潰瘍の関係が明らかになるにつれ、ピロリ菌を除菌すれば再発を抑えることも可能だという考えが目立つようになってきました。これからの胃・十二指腸潰瘍の治療がピロリ菌の除菌を中心としたものになっていく可能性は高いものと思われます。
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